ゴルフ腰③|玉名市の整形外科|平山整形外科医院

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ゴルフ腰③

慢性期の注意点


  1. 痛みとの付き合い方

    • 急性期ほど強い痛みはないが、違和感や重だるさを放置しないことが大切。
    • 痛みが出る動作やプレー後の疲労感を記録して、再発や悪化のサインを早めにキャッチ。

  2. 体幹・股関節の安定性

    • 慢性腰痛の背景には、体幹の筋力不足や股関節の可動域制限が多い。
    • 腹横筋・多裂筋・臀筋の安定化トレーニングを継続する。
    • ストレッチは腰を直接ひねるのではなく、股関節回旋・胸椎回旋を意識。

  3. スイング動作の改善

    • 腰を過度にひねらず、股関節・胸椎を使った分散動作を習得する。
    • フォロースルーで腰が反りすぎないように注意。
    • 自分に合ったクラブ・シャフトを使うことも再発予防につながる。

  4. 練習・プレーの調整

    • 長時間の打ち込み練習は避け、30〜40球ごとに小休止を取る。
    • コースラウンド後は必ずクールダウン(ストレッチ・アイシング)。
    • 症状が残る時期は、ラウンド頻度や練習量を抑える。

  5. 日常生活での注意

    • 長時間座位やデスクワークで腰に負担がかかりやすい。
    • 1時間ごとに立ち上がり、軽いストレッチや体操を取り入れる。
    • 寝具の硬さや姿勢も慢性腰痛に影響するため、環境調整も大切。

  6. 定期的なメンテナンス

    • 症状がなくても、理学療法士やトレーナーによるフォーム・身体チェックを受ける。
    • 筋膜リリースや整体的アプローチを取り入れることで、再発リスクを軽減できる。

受診のすすめ!

痛みが強い、腫れがある、力が入らないなどの症状がある場合は、必ず整形外科を受診しましょう。
エコー、MRI、レントゲンで、靱帯損傷や骨の異常がないか確認できます。

やってはいけないこと!

  • 湿布だけで済ませて無理にゴルフを続ける
  • 痛みを我慢してスイングを繰り返す
  • 冷やしてしまう(※慢性期は温めるのが基本)

まとめ

慢性期は「痛みを我慢してゴルフを続ける」のではなく、体幹強化・動作改善・生活習慣の見直しを徹底することが、長くプレーを楽しむカギになります。

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