ゴルフ肘②-2|玉名市の整形外科|平山整形外科医院

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ゴルフ肘②-2

前回に引き続きゴルフ肘についてです。

急性期の注意点

ゴルフ肘の急性期(発症直後〜1〜2週間程度)は、炎症や痛みが強く出る時期です。この期間の対応が、その後の回復に大きく影響します。

ゴルフ肘・急性期の注意点!

  1. 安静(Rest)
    ⇨ 無理に腕を使わず、スイングや重いものを持つ動作は中止。
    ⇨ 特に肘の内側が痛む動作(手首を曲げる・ひねるなど)は避ける。
  2. 冷却(Ice)
    ⇨ 炎症を抑えるために、1回15〜20分、1日数回のアイシングを行う。
    ⇨ 保冷剤や氷嚢をタオルで包んで使用。
  3. 圧迫(Compression)
    ⇨ 痛みの強い部位にテーピングやサポーターを使うことで負担を軽減。
    ⇨ ただし、強く締めすぎないよう注意。
  4. 挙上(Elevation)
    ⇨ 腕を心臓より高い位置に保つことで、腫れや炎症を抑える効果が期待できる。
    ⇨ 日常生活で可能な範囲で行う。

受診のすすめ!

・痛みが強い、腫れがある、力が入らないなどの症状がある場合は、必ず整形外科を受診しましょう。
エコーやX線で、靱帯損傷や骨の異常がないか確認できます。

やってはいけないこと!

  • 湿布だけで済ませて無理にゴルフを続ける
  • 痛みを我慢してスイングを繰り返す
  • 温めてしまう(※急性期は冷やすのが基本)