急性期の注意点
ゴルフ肘の急性期(発症直後〜1〜2週間程度)は、炎症や痛みが強く出る時期です。この期間の対応が、その後の回復に大きく影響します。
ゴルフ肘・急性期の注意点!
- 安静(Rest)
⇨ 無理に腕を使わず、スイングや重いものを持つ動作は中止。
⇨ 特に肘の内側が痛む動作(手首を曲げる・ひねるなど)は避ける。 - 冷却(Ice)
⇨ 炎症を抑えるために、1回15〜20分、1日数回のアイシングを行う。
⇨ 保冷剤や氷嚢をタオルで包んで使用。 - 圧迫(Compression)
⇨ 痛みの強い部位にテーピングやサポーターを使うことで負担を軽減。
⇨ ただし、強く締めすぎないよう注意。 - 挙上(Elevation)
⇨ 腕を心臓より高い位置に保つことで、腫れや炎症を抑える効果が期待できる。
⇨ 日常生活で可能な範囲で行う。
受診のすすめ!
・痛みが強い、腫れがある、力が入らないなどの症状がある場合は、必ず整形外科を受診しましょう。
エコーやX線で、靱帯損傷や骨の異常がないか確認できます。
やってはいけないこと!
- 湿布だけで済ませて無理にゴルフを続ける
- 痛みを我慢してスイングを繰り返す
- 温めてしまう(※急性期は冷やすのが基本)