交通事故後、痛みや不調が落ち着いても「再び症状が出てしまった」という方は少なくありません。
その多くは、筋力や姿勢、体の使い方が十分に回復していないことが原因です。
今回は、後遺症を防ぐための“再発予防リハビリ”について解説します。
1. 痛みを繰り返す原因とは?
事故後は、ケガをかばうことで身体のバランスが崩れやすくなります。
たとえば、首を痛めたあとに肩こりが強くなったり、腰をかばって膝痛が出ることもあります。
これを放置すると、慢性的な痛みや姿勢の崩れにつながります。
2. 正しい姿勢と動作の再教育
再発予防リハビリでは、「正しい体の使い方」を取り戻すことが重要です。
理学療法士による動作分析をもとに、姿勢の修正や歩行トレーニングを行います。
骨盤や肩甲骨の位置を整えることで、体の負担を減らし、再発を防ぎます。
3. 筋力バランスの回復
交通事故によって、筋肉の一部だけが弱ったり、硬くなったりすることがあります。
特に首・背中・腰・太ももなどの筋力低下は、痛みの再発リスクを高めます。
ストレッチと筋力トレーニングを組み合わせて、体のバランスを整えましょう。
4. 自宅でできるセルフケア
- 1日5分のストレッチ
- 就寝前の姿勢リセット運動
- 長時間の同一姿勢を避ける
こうした習慣を続けることで、体の回復をサポートします。
5. 定期的なメンテナンスの重要性
「痛くなったら通う」ではなく、「悪くなる前に予防する」ことが理想です。
事故後の経過観察として、数か月ごとのリハビリチェックを受けることで、早期に異変を発見できます。
再発予防は、『継続的なケア』がカギです。
まとめ
交通事故の治療が終わっても、体は完全に元通りとは限りません。
リハビリを続けることで、『再び痛みを繰り返さない体づくり』が可能になります。
平山整形外科医院では、事故後の回復から再発予防まで一貫したサポートを行っています。
体の不調や再発が心配な方は、お気軽にご相談ください。