ゴルフ腰②|玉名市の整形外科|平山整形外科医院

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ゴルフ腰②

ゴルフ腰を発症していてもゴルフはできるのか?


ゴルフ腰(ゴルフによる腰痛)を発症していても、状態や症状の程度によってはゴルフを続けることが可能です。ただし、いくつかの重要な注意点があります。




ゴルフを続けられるか判断するポイント


  1. 痛みの程度
    • 軽度でプレー中や日常生活に支障が少ない場合 → 継続可能なことが多い
    • 強い痛みやしびれがある場合 → プレーストップして治療を優先
  2. 症状の種類
    • 筋肉や靭帯の張り・軽度の炎症 → 安静やリハビリで回復可能
    • 長期間続く腰痛、下肢の痺れや感覚異常 → 腰椎椎間板ヘルニアの可能性
  3. スイングフォーム
    • 腰を強くひねるスイングは悪化要因
    • 体幹を使ったスイングや可動域を制限するフォーム改善が有効

ゴルフを続ける際の注意点


  • 無理をしない:痛みが強まる場合は即中止
  • ストレッチ・体幹トレーニング:特に股関節・背骨まわりの柔軟性を高める
  • 練習量を調整:ラウンドや練習の回数を減らす
  • 装具やサポーターの活用:腰部への負担を軽減

医療機関を受診した方がよいケース


  • 安静にしても痛みが改善しない
  • 下肢のしびれや感覚異常がある
  • 痛みで日常生活に支障が出ている

まとめ


軽症ならフォームや練習量を工夫してゴルフを続けられる場合もありますが、強い痛みや神経症状がある場合は中止して治療を優先です。

急性期の注意点


  1. プレーは中止する
    • 「少し痛いけど打てる」→ 続けると炎症が悪化し、回復が長引く
    • ゴルフだけでなく、重い荷物を持つ動作・腰を強くひねる動作も避ける

  2. 安静と適度な休養
    • 発症初期は腰を動かすと痛みが強まるため、無理をせず休む
    • ただし完全な寝たきりはNG → 筋力低下や血流悪化を招くため、可能な範囲で軽い日常動作は維持

  3. 冷却(アイシング)
    • 炎症や熱感があるときは 15〜20分を目安に冷やす(1〜2時間おき)
    • 長時間の冷却は逆効果になるので注意

  4. 痛み止めや湿布の活用
    • 痛みが強ければ市販の消炎鎮痛剤(NSAIDs)や湿布を使用可
    • 長引く場合は必ず整形外科を受診

  5. 腰に負担の少ない姿勢
    • 仰向けで膝の下にクッションを入れる
    • 横向きで膝を軽く曲げる「エビのような姿勢」も有効

  6. 医療機関の受診
    • 強い痛みやしびれがある
    • 足に力が入りにくい、感覚が鈍い → 椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症の可能性があるため、整形外科で診察が必要
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