リハビリテーションなら玉名市の平山整形外科医院

リハビリテーション科 REHABILITATION

リハビリテーションについて

専門性の高いリハビリテーションを
行います

当院では、患者さん一人ひとりの症状に対して適切なリハビリテーションを行えるよう、豊富な設備と広いリハビリ室を設けています。また、スパインダイナミクス療法という根本的な治療や予防を行うことができる治療について専門的に学んでいるスタッフも在籍しています。それぞれの目標を立て、それに向けて運動療法・物理療法を用いて、自立した日常生活が送れるようサポートさせていただきます。ケガ後のリハビリテーションや慢性的な痛みはお任せください。

こんな場合はご相談ください

  • 肩・腰・膝が痛い
  • 肩が上がらない
  • 腕が曲がらない
  • 足腰が弱くなってきた
  • 階段の昇り降りがつらい
  • ケガで体を動かしにくい
  • スポーツによるケガを治したい
  • 治療後にしびれなどの違和感が残っている

当院のリハビリテーション

スパインダイナミクス療法
(SD療法)を
取り入れています

スパインダイナミクス療法とは、「患部の痛みは背骨や骨盤の状態に影響を受けやすい」という過去の経験や研究から導き出された治療概念です。肩こりや腰痛、膝の痛みなどの慢性疼痛やスポーツ障害に対して、背骨や骨盤を含む体幹の支持性、柔軟性を再獲得することで、根本治療および障害予防を図っていくものです。

背骨の形と役割

背骨は首の骨(頸椎)7個、胸の骨(胸椎)12個、腰の骨(腰椎)5個から成ります。形の特徴として、頸椎は前側、胸椎は後側、腰椎は前側へ弯曲したS字状になっています。背骨の役割は主に2つあり、1つ目は体を支えて力を手足の先まで伝えること。そして、2つ目は背骨を伸び縮みさせることで、衝撃を吸収することです。

背骨の硬さと痛みとの関係

先ほど、ご説明した通り、背骨はS字状の形をしています。このような形になることで、物を持った時の衝撃、歩いたり、ジャンプして着地した時の衝撃を背骨が伸び縮みすることにより吸収するのです。そのため、背骨には、伸び縮みして衝撃を吸収するための柔らかさが求められます。では、背骨の柔らかい人、硬い人では、体に掛かる負担はどのような違いがあるのでしょうか?歩くことを例に挙げて見てみましょう。

図の黄色い矢印は、地面からの衝撃量を表しています。背骨が柔らかい人は、地面に足をついた衝撃の約7割が背骨で吸収されているため、足の関節には3割程度しか衝撃が伝わっていません。しかし、背骨が硬くなると、地面に足をついた衝撃が背骨で十分吸収できなくなるため、衝撃は足(股関節、膝関節、足関節)に多く伝わっていきます。これにより、股関節や膝、足首に痛みが生じてしまうのです。つまり、背骨が硬くなると、衝撃を吸収できなくなり、他の関節に負担が掛かることで痛みが生じる可能性があるということです。あなたの抱えている痛み(首、肩、肘、手首、腰、股関節、膝、足首)の原因は背骨の硬さにあるかもしれせん。※図で表した衝撃の割合はあくまで目安です。

背骨が硬くなる原因

睡眠不足、精神的ストレス、脳の疲労の蓄積、食生活の不摂生、運動不足などの生活習慣が続くことにより、背骨を取りまく筋肉が緊張して、背骨の柔軟性を低下させます。そして、背骨の柔軟性が低下することにより、衝撃吸収がうまくできず、体の不具合が生じてくると考えております。こういった背景をもとに、患者さんには痛みの原因となっている背骨、骨盤の硬さを解消するための運動を行ってもらいます。さらに背骨や骨盤を硬くさせる生活習慣に対しても改めることで、自分自身で痛みを管理できるように進めていきます。スパインダイナミクス療法は、患部の状態から、痛みに影響を与えている背骨、骨盤の不調を探り治療することで、患者さんご本人に“痛みを作っている生活習慣”に気づいてもらい、自ら治そうとする、つまり自己医療を支えていくものと言えます。

治療方法

運動療法

食事や入浴、歩行やお手洗い着替えなど、日常生活で大切な基本的な動作能力を向上させるために、体を動かす訓練を行います。国家資格を持った理学療法士が患者さん一人ひとりの目標に向けて適切なプログラムを作成し、身体機能や運動機能の維持・改善を目的に、様々な施術や訓練でサポートいたします。

物理療法

電気や熱、超音波などの物理的なエネルギーを患部に加え、刺激を与えることで機能改善を図ります。低周波から高周波まで様々な周波数の電気を流すことで神経を刺激し筋肉をほぐす電気療法、ホットパックを患部に当てることで血流を改善させる温熱療法など症状を改善するため様々な療法の中から適切なものを行います。

設備紹介

シンクロウェイブ

SD療法のメインとなる機器です。下肢からの刺激により三次元的な脊柱の動きを誘発し、体幹・四肢の筋緊張を連鎖的に正常化します。

フレックスチェア

座面が360°全方向に傾斜するため、骨盤体につながる筋のリラクゼーション及び脊柱弯曲運動を誘発することが可能となります。

ツイストチェア

胸椎部を中心とした回旋運動を行うことで脊柱の弯曲が改善し、体幹・四肢の筋緊張を正常化します。

ストレッチングベンチ

マットに30°の傾斜があります。その傾斜により簡単に骨盤の前傾が引き出せ、ハムストリングス、下腿三頭筋の筋緊張を正常化します。

ウォーターベッド

水圧で全身をマッサージします。一番人気の物理療法機器です。筋肉の柔軟性を向上させるメディカルモードときめ細やかなマッサージを実現するリラックスモードがあり、顔が隠れるようフードがついています。

低周波治療器

低周波を用いて同時に複数部位の治療ができます。低周波治療モードに加え、干渉低周波治療、微弱電流治療、高圧電流治療など多彩な治療モードにより症状や治療部位に応じた各種低周波治療を1台で実現します。

赤外線治療器

赤外線により患部を温めて疲労回復や血行促進を促します。設定温度に到達するまでの時間が非常に短く、治療温度は5段階の設定が可能です。

ホットリズミー

患部を温めることで肩関節周囲炎、肩こり、腰痛、変形性関節症、神経痛などに効果があります。